<園長のつぶやき その17
ICTを活用した教育(保育) >
子どもたちに出会うと突然「園長先生大好きー」とぶつかってくる子。わけもなくとにかくドーンとぶつかってくる子、私を大きな熊さんと思っているのかも知れません。
また、「見て、見て。」どこをどうみればいいのかわからず、とっさに「見てるよ」って言っても、「見て、見て、新しい靴を買ってもらったのよ。」
??・・・どんな言葉をその子に返したらいいのか悩むことがあります。でも、その子はうれしくて、うれしくて誰かに自分の新しい靴を見てもらえば満足で、その日が幸せに過ごせるのでしょう。
だから、私はその子の幸せのために「見て、見て、見て。」と言ってきた子には、「あ、い、う、え、お」をできるだけ多く用いて答えることにしています。
【あ】は「あー。そうだったの。」同調の【あ】です。
【い】は「いいねぇー」のお褒めの【い】です。
【う】は「うー。うれしい」の感激の【う】です。
【え】は「えー。びっくり」の驚きの【え】です。
【お】は【おめでとう】の感動の【お】です。
最近は年少組の子も時々黙ったままドーンとぶつかってきます。
私と何かお話がしたいのかなぁー?
ICT教育
(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)情報通信技術
即ち、パソコンやタブレット端末、インターネットなどの情報通信技術を活用した教育のことです。
目的は、教育活動を補強する形で基礎的、基本的な知識や技能を習得させるとともに、思考力・判断力・表現力などを育成して、主体的かつ友だちと協働して問題解決に取り組む力を養うことにあります。
新型コロナウィルスの感染拡大により、全国的な休校措置が取られた2020年。休校中でもオンラインで授業が可能なICTを活用した教育にさらに注目が集まりました。
学校教育においては、1998年(平成10年)頃から各教科や総合的な学習の時間においてコンピューターや情報通信ネットワークの積極的な活用が図られるようになりました。
現在、ICTを本格的に学習するのは小学校に入学してからになります。小学校の学習指導要領には、「コンピューターで文字を入力するなどの(中略)基本的な操作を習得する」と記載されており、小学校で身に付けるべき学習の基盤として必要な力とされています。
また、2020年度から全ての小学校でプログラミング教育の必修化が始まり、対象学年の5~6年生が学習に取り組んでいます。
これからの世の中は、国際化、情報化、人口知能化など大きく社会生活が変化していく時代です。その激動の時代を生き抜いていける必要不可欠な確かな「力」を、本園では身に付けさせたいと考えています。
この確かな「力」を身に付けさせるために、それぞれの先生にPC(パソコン)を1台ずつ配布し、無線LANを整えました。本年度は電子黒板も導入しました。
それらを活用して、先生たちの各自のアイデアを生かして子どもに楽しく、分かる、できた喜びが味わえる保育を展開していってもらえればと思っています。
いよいよ本園も情報教育リーダーを中心として、ICTを取り入れた教育が本格的にスタートしていきます。