<園長のつぶやき その16 年々少組 >

 

園長室で仕事をしていると突然、ドアからかわいい子どもの顔が私の目に映りました。

 

 

ちどり幼稚園の園長室は本館2階にあり、子どもが訪ねてくるにはなかなか難しい場所にあります。びっくりして「え~、どうしたの?」という私の問いかけと同時に、1階から先生の「コラー、誰ですか。園長室に黙って行ったのは。」という声が聞こえてきました。

 

 

その子はバツ悪そうに階段を駆け下りていきました。園長室に行ってもいいという許可をもらわず、黙って来たのですから叱られるのは当たり前です。

 

 

「いけないことは、いけないこと」ときちんと教えてくれた先生は、先生として立派だと思います。

 

 

 

叱られるのは私の方です。叱られるのを承知でその子は園長先生に会いに来てくれたのに・・・その子の園長先生とお話がしたかった気持ちを思うと、あの時に園長室でお話ができなかったことをとても後悔しました。

「Aくん。ごめんなさい。」

 

 

 

 

運動会の練習がはじまりました。今年は年々少のぱんだ組が参加します。楽しみです。

 

 

満3歳児クラスの年々少は今年の5月からスタートしました。上の学年にお兄さん、お姉さんがいる子もいれば、そうでない子もいます。また、4月生まれから7月生まれの男の子4人、女の子8人の計12名が在籍しています。

 

 

幼稚園生活にも慣れてきた子どもたちの生活を追ってみると、朝の自由遊びが終わると排泄、手洗いをすませて椅子に座ります。続いて朝の手遊びや本の読み聞かせがあります。

 

みんなの頭の中にはどんな世界が広がっているのかな?

 

お花がいっぱい咲いているのかな?

 

オオカミに食べられそうになっているのかな?

 

 

絵本をよんでもらうことで心が落ち着き、集中力が高まります。こうしてから午前中の活動を行っていきます。

 

 

「せんせいおはようございます。みなさんおはようございます。」

気持ちのいいかっこいい朝のあいさつもできるようになりました。また、先生から自分の名前を呼ばれたら「はい!」とお返事もできるようになりました。

 

 

今日の設定保育(落ち葉拾い)では、きちんと先生の顔を見てお話を聞き、自分の拾った落ち葉を見て「わーい、わーい」と言って大喜びをしながら秋の季節を満喫することができました。

 

 

お昼のお弁当の時間には自分でナフキンやコップなどを決まった場所に置き、友だちと仲良く一緒に食べることができようになりました。残さず食べるが目標です。

 

 

さあ、お帰りの準備です。トイレを済ませ、シャツをズボン、スカートの中にギュッと入れ身だしなみを整えて、帰りの支度が一人でできるようになりました。

 

 

その後、絵本を読んでもらい、一人ひとりが先生と「さよなら」のご挨拶をして、最後に「お帰りの歌」をみんなで歌います。

 

 

このようにして1日の園生活を終えると、それぞれお迎えのお母さんのもとへ帰って行きます。

 

 

 

入園した頃は緊張したり不安そうな表情だったぱんだ組の子どもたち、少しずつ幼稚園の生活にも慣れ、1日1日確実に成長しています。そして、笑顔がたくさん見られるようになってきました。こんな短い間に自分たちのできることも増えてきて感心しています。

 

 

ぱんだ組さんが幼稚園に来てくれたことで、特に、年少組のみんながお兄さん、お姉さんらしくなりました。

 

 

運動会の全体練習のときのことです。「ぱんだ組さんは一番小さいクラスだから、まだ、「前にならえ」をすることはできないのよ。みんながやさしく教えてあげてね。」と話し、横に並んでいた年少組を見てみると、な・な・なんとみんながきちんと「前にならえ」をしているではありませんか。

これぞ、ぱんだ組効果だー。すごい!

 

 

担任をはじめ職員みんなで、これからもぱんだ組の一人ひとりが幼稚園生活が楽しく、安心して自分らしさが発揮できるように支援し見守っていきたいと思います。

 

 

 

追 伸 

園庭で泣いていたぱんだ組の女の子を抱きかかえてあやしてくれた年長組のお姉ちゃん、

有難う。やさしいね。園長先生はとっても嬉しい気持ちになりました。