<園長先生のつぶやき 

その24 事故・怪我対応

 

 

今日の子どもたちの顔はどことなく落ち着きのないこわばった顔をしています。

 

何故かというと今日は内科検診の日だからです。

 

年々少組や年少組の子の中には注射をされるのと勘違いをして大泣きをする子もいます。

 

教室で先生から遊戯室の会場に着いたらおしゃべりをせず、静かにお医者さんが来られるのを待つようにという教えをしっかり守って静かにしていました。ところがお医者さんが来られた途端にあちらこちらで泣き声。

 

おい。おい。先生とのお約束は??・・・

 

 

それにしても、180名余りの子どもたちを診察してくださったお医者さんには感謝の気持ちで一杯です。有難うございました。

 

実際検診が始まると子どもたちはよく頑張りました。

 

大きく息を吸ったり、後ろを向いて背中を丸めたりとお医者さんの指示通り泣かずにできました。

 

さっきまで怖くて泣いていた子も無事終わってほっとしたのか笑顔で友だちと遊んでいる姿を見ました。

 

 

事故・怪我対応

 

 近年、園バス置き去り事故、子どもの遊び中に起こった遊具による事故、園児への保育士による虐待などがよくテレビや新聞などで報道されるようになりました。

 

本園ではその都度、遊具の点検や服務研修を行いながら子どもの大切な命や人権を守ることを一番に考えて保育をしていくことを確認しています。

 

また、どんな小さな怪我であっても見落とすことなくすぐに子どもの手当てをし、管理職に報告を上げるようにしています。

 

また、首より上の怪我や病院に搬送しなくてはならないような怪我の場合は、かかりつけの病院はないか、本園指定の(園医)でいいかの確認のために保護者連絡をさせてもらっています。

 

そして、職員連絡会において、パソコンのshare(共有)に記入してある「今日の怪我」を担任の先生が発表し、全員で共有すると同時に対策について話し合います。遊具にクッションを付けるなど、すぐにできるものについてはできるだけその日にやるように心掛けています。

 

 

 担当からは学期のまとめ研修会(ヒヤリハット研修)において、学年別・場所別・怪我別・時間帯別・時期別に集計した怪我・事故発生資料が提示され、各学年はこの結果をもとに部屋にイラストを掲示して子どもたちに注意を促すなどの具体的な方策をとっていきます。

 

このように全職員で対策を話し合うようになってからはめっきり発生件数が減少してきました。

 

このような対策の効果は勿論ですが、先日実施した内科検診の先生からは「体力づくりを本格的にされ始めてから子どもの体がしっかりしてきました。怪我が減っている要因の一つでしょう。頑張ってくださいね。」と励まされました。

 

これらの取り組みは今後も継続し、子どもの安全を守っていきたいと思います。